TEXWIPE社内勉強会を実施しました

                                            

令和5年11月2日、当社が取扱中のTexwipe社の製品について、ご担当の方をお招きして勉強会を行いました。

先ずは同社の概要、製品モデルの概略説明がありました。                                                              

同社は50年以上の歴史があり、本社は米国のノースカロライナ州で米国・欧州に完全自動生産の工場があります。中国及びフィリピンにも工場があり、ワイパー・スワブをはじめ、モップ、バケツ、クリーナー、殺菌剤等、クリーンルームに使用される各種用品を製造、販売しており、Texwipeの名前は業界で知らぬ人はいない程有名です。

                  

続いて、同社主力のClass 100(ISO Class 5)のワイパーについてのレクチャーを受けました。                                

材料及び端面処理に関し、カラフルなプレゼン画面を駆使しての説明があり、分かりやすく興味が持てました。特に、スパンレース不織布の製造方法は、45%のポリエステルと55%のセルロースにジェット水流を噴射しその圧力で繊維同士を絡み合わせてシート状にする工程が目で見て分かり納得です。

次にワイパーの端面処理の説明があり、これも端面の拡大図を使ったプレゼンで分かりやすかったです。                                                           

端面処理の粗い仕上げからスムーズな仕上げへの順での説明で、

  1. コールドカット(ナイフカットとも言う)
  2. シールドエッジ(超音波、熱シールド)
  3. シールドボーダー(超音波、5mm幅熱シールド)

当社は今まで半導体業界のクリーンルーム用にフォーカスしてTexwipe商品を客先に紹介してきましたが、ご担当の方によると、今後は製薬、バイオ医薬等のライフサイエンス業界向けに注力したいとの意向でした。その意味でも、より一層滅菌効果を追求したワイパーが主力になるとのことです(滅菌済プリウェットワイパーはすでに製薬、バイオ医薬関係のメーカーで広く使用されているとのことです)。

プリウェットワイパーにはエタノールが含侵されていますが、総量で40リットル以下であれば一般倉庫での保管が可能とのこと(但し、別管理が必要。総量が400リットル以上の場合は消防法が適用されるとのこと)、エタノールは時間の経過と共に蒸発するため、有効期限は3年とのことです。

半導体業界のみならず、製薬、バイオ医薬等のライフサイエンス業界でも使用されているTexwipe社の製品について知識が深まった勉強会でした。

資料提供元:Texwipe社